PAPAの独り言

PAPA(3児の父)が、いろいろ書きたいこと書きます。

「○○をすれば、必ず儲かる!」という罠の見破り方

【世の中に溢れる○○で儲かる話】

「インターネットを活用すれば、必ず儲かるよ」「仮想通貨をやれば、必ず儲かるよ」「株やったら、必ず儲かるよ」「これからはAI(人工知能)やロボットが必ず儲かるよ」「高齢化社会だから高齢者向けの製品やサービスが必ず儲かるよ」「水不足になるから、水関連業界が必ず儲かるよ」などなど、世の中には「○○をすれば、儲かるよ!」という話が山ほどあります

それと少し違うパターンでは、「○○さんがやってるビジネス、儲かるよ」「○○さんも絶賛してるビジネスがあるよ」など、ビジネスの内容そのものではなく、それを薦める人の「肩書きや経歴」などに焦点を当てている話も溢れています。

ですが、それらの話は本当でしょうか?

本当に「必ず儲かる」話があるのでしょうか?

【信頼できる情報とは?】

そもそも、信頼できる情報とは何でしょうか?

「ビジネスで大成功している世界一のお金持ち」が言うことなら信頼できるのでしょうか?

ノーベル賞を受賞したIQ300を超える大天才」が言うことなら信頼できるのでしょうか?

「テレビや新聞」に載ってることは信頼できるのでしょうか?

「有名な医者や学者」が言うことは信頼できるのでしょうか?

実は「信頼できる情報」というものがあるんじゃなくて、僕達一人ひとりが勝手に「信頼してる情報」があるだけなのではないでしょうか。

【話が本当か間違い(もしくは嘘)かを見抜くために】

僕達が普段、いつのまにか信頼してしまっている情報(話)が本当かどうか、それが間違いや嘘ではないことを、どうすれば知ることができるでしょうか?

その方法は2つしか無いと思います。その情報を教えてくれた人よりも、その情報について詳しく勉強する」か、「実際に試す、実践してみる」ことです。勉強する場合は、特にその情報とは反対の意見(反情報)をしっかりと調べて、その人が言っていることと照らし合わせて、どちらが本当に正しいのかを、じっくり丁寧に判断することが大切だと思います。

「そんなこと無理だ」「そんなことする時間はない」と言われる方も多いかと思います。ですが、相手よりも勉強不足の自分が相手の言う言葉の真偽を知ることなんて、できっこありません。勉強不足の状態というのは、例えると、箱の中に自分がいる状態です。箱の外から、「外には、こんなにイイことがあるよ」と一方的に言われている状況です。その人が言っていることが正しいかどうかは、箱の外に実際に出るか、箱の外について詳しく調べるしかありません。

分かり難くなったので、具体的な話に戻します。「仮想通貨が儲かるよ」と言われた場合、僕達は仮想通貨を「実際に買って、何年か待ってみる」か、「仮想通貨について教えてくれた人よりも勉強する」ことでしか、相手の話の真偽を知ることはできません。もちろん、「損してもいい」のであれば、実際にお金を使って儲かるかどうかを試せばいいだけなので、勉強する必要は全くありません。ですが、できる限り損をせずに得をしたいのであれば、相手よりも勉強するしか無いんです。

【効率よく勉強するためにミドルマン情報を活用する】

効率よく情報のエッセンスやポイントを知るためには、ミドルマンの情報を活用するのがおすすめです。ミドルマン、というのは「専門分野の情報をわかりやすく一般向けに解説してくれる人」のことです。政治経済・科学・芸能・スポーツ・芸術など、どのような分野でもそういう啓蒙的な活動をされている方は、探せば見つかると思います。ネット上で調べて見つからなければ、書店でいろいろ本を探してみるのも良いでしょう。

【儲け話はいったん保留して、勉強する】

どんなに「美味しい」「儲かりそうな」話がきたとしても、いったん保留して、詳しく勉強することを僕はオススメします。それが、例え「世界一の成功者」だったとしても、です。大抵の話には、必ずといっていいほど「反情報(反対の意見)」があるので、そちらの情報にもしっかりと耳を傾ければいいだけです。話を信じるかどうかは、勉強してからでも、遅くはないからです。

【「早くしないと、乗り遅れるぞ」というプレッシャー】

儲け話には大抵、「制限時間」がついてきます。「早くやらないと、儲からないよ」「早ければ早いほど、たくさん儲かるよ」「今やらないと、後悔するよ」などなど。。ですが、繰り返しますが、勉強不足の状態の自分は、その話が本当かどうか(儲かるかどうか。早くやった方が得かどうか等)を判断することはできません。なので、全く慌てる必要はないんです。その儲け話は、少なくとも勉強不足の状態の間は、一か八かのギャンブルのようなものだからです。

悪意のある人間は、意識的に人を誘う場合に、この手口を活用していると思います。「早くしなきゃ損するよ!早くすれば得するよ!」とプレッシャーをかけることで、「じっくり考える余裕」を相手から奪うことができ、結果的に「YES(はい)」と返事をさせることに繋がるからです。

【自分はその話に詳しいか?という問いかけ】

最後にもう一度繰り返します。何か自分に儲け話がきたとき、まず「自分はその話、その分野の情報に詳しいか?」と自分に問いかけます。そして、「まだ詳しくない」のであれば、必ず勉強する。「今すぐやらないと、後悔するよ。間に合わなくなるよ」という話をされても、迷わずに「勉強していない状態だと、これはただのギャンブルだ」と思い出します。その上で、「ギャンブルでもいいから、やってみようかな」とか「勉強不足の状態だから、やめとこうかな」と決めるのは、全くの自由ですし、どちらを選んでも大きい後悔は生まれないと思います。

【儲け話だけではありません】

実はこの問いかけは、儲け話だけに役立つことではありません。全てのことに役立つはずです。例えば、「○○をすれば必ず痩せる」というダイエットの情報がきたときにも、「実際にやってみる」か「ダイエットについて詳しく勉強する」しか、その情報の真偽を判断することはできません。同じように「○○をすれば必ず病気が治る」という医療健康情報に関しても、「実際にその健康法や治療法を試す」か、「その健康法や治療法について、詳しく勉強する」ことで、その話の真偽を知ることができるからです。

【まとめ】

まとめます。「誰が言っても」「どんな話や情報でも」、「実際に試す」か「詳しく勉強する(反対意見含む)」ことで、真偽を知ることができます。迷ったら、そのことを思い出してください。