小中高生が好きな教科・嫌いな教科
例の如く、子供の教育について調べています。今回は小中高生の「好きな教科」「嫌いな教科」を調べてみました。元になったデータは様々ですが、大体どのデータも同じような結果でした。
データを見て、印象に残ったことなどを、箇条書きにしていきます。
高校生の好きな教科・嫌いな教科
- 男女総合だと、情報が一番人気で一番嫌いな人が少ない!⇒パソコンは好きだが、アルゴリズムや数学は苦手!
- 国語と芸術は女子は好きな子が多いが、男子は半分くらい
- 国語は特に古文が嫌われているが、現代文もかなり苦手な子が多い
- 英語も女子に対し、男子は嫌いな子が多い
- 数学と理科は、男女共に不人気で、特に数学は嫌いな人がナンバーワン!
- 男女共に総合的に不人気なのはダントツで公民
中学生の好きな教科・嫌いな教科
- 数学は二極化!(好きな子も凄く多いが、嫌いな子も凄く多い
- 英語も中学から苦手になる子が多い
- 国語は割と嫌われている、もしくは好きではない子が多い
小学生の好きな教科・嫌いな教科
- 中学と同じく、算数は二極化!(4年生くらいでつまづいていくと思われる)
- 男子は国語を好きな子が凄く少なく、嫌いな子が凄く多い
まとめ~英数国をしっかり学ぶ~
小学生・中学生・高校生と、それぞれの「好きな教科」「嫌いな教科」をざっと見ていくと、英語・数学・国語が苦手な生徒が多いということが分かりました。
僕の推測ですが、数学と英語は中学でレベルが上がり、つまづいて嫌いになっていく子が多いのだと思います。もしかすると国語も同じかもしれません。なぜかというと、中学校の教科書を開いて読んでみると分かりますが、小学校とは文章のレベルが全く違うからです。
数学者であり教育研究者でもある新井紀子さんの本『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』にも書いてありますが、読解力の無い中高生が非常に多いそうです。ここでいう「読解力」は「教科書に書いてあることを、書いてあるとおりに理解する力」のことです。子供にも大人にも読解力は必要不可欠な能力です。
まずは国語力(日本語の読解力)を身につけることが先決だと思います。英語ですら、文法をまず日本語の解説で聞かなければさっぱり意味が分かりません。よく言われることですが、「母語を第二言語が超えることはない」ということです。ですので、日本語のレベルを上げるのが第一になるはずです。