PAPAの独り言

PAPA(3児の父)が、いろいろ書きたいこと書きます。

太陽光(日光)の役割その2 体内時計の調節(松果体とメラトニン)サーカディアンリズム

前回に引き続き、太陽光(日光)を浴びることの重要性について、書きます。
※この文章は備忘録を兼ねた個人的意見です。素人文章ですので、情報の間違い・勘違いなどありましたらご指摘いただければ幸いです

【体内時計の調節】

人間の体内時計(サーカディアンリズム、概日リズム)は、脳内にある松果体という小さな内分泌器(ホルモンを分泌するところ)が調節しています。

朝目が覚めて、太陽の光が目に入ると、脳の奥にある松果体にその刺激が届きます。すると、松果体から分泌されていたメラトニンというホルモンが分泌されなくなり、体内のスイッチがオンになり、全身が起床モード(覚醒モード)に切り替わります(要するに目が覚めて元気になる)。

逆に夜暗くなってくると、反対にメラトニンの分泌量が増えて、体内のスイッチがオフになり、全身が就寝モード(休息モード)に切り替わります(要するに眠たくなる)。

つまり、目から入った朝と夜の変化を、松果体が出すメラトニンを通じて、体に伝えている、ということです。

メラトニンの24時間サイクル】

メラトニンの分泌量(血中濃度)を調べてみると、夕方6時くらいから増え始めて真夜中の2時~3時くらいにピークになります。そして段々と分泌量が減ってきて、朝日が昇り明るくなった頃(朝7時くらい)から午後2時くらいまでが最も少なくなります。

メラトニンは思春期(中学生くらい)になると、加齢と共に段々と分泌量が減るので、年齢を重ねるごとに眠る量は自然と減っていきます。逆に幼児~小学生はメラトニン分泌量がピークなので子供はたくさん寝ます。面白いのが、新生児はメラトニンの分泌がほとんど無い、ということです。そういえば、わが子(3人)は赤ちゃん時代は長時間眠ることが少なかったです。

【光害=人工照明が体内時計を狂わす】

光害」という言葉を聞いたことがあります。これは、人工照明が人体に悪影響をもたらして健康を損なっていることに警鐘を鳴らした言葉です。
夜になり太陽の光があたらず暗くなっても、家庭や戸外で人工照明が照らされているので、メラトニンの分泌量が増えにくくなっています。そのため、眠たくなくなり、睡眠時間が減ります。そして、メラトニンの分泌量が減るとセロトニンの量も減っていきますセロトニンは気分の安定をもたらすホルモンと言われていますので、量が減ると精神的に不安定になってしまいます。つまり、人工照明により眠るのが遅くなり、睡眠時間が減り、更にセロトニンも減るので、日中のやる気や元気も無くなってしまうのです。

【体内時計をリセット(正常に戻す)するために】

乱れた体内時計をリセットするためには下記のことをやるだけです。

  • 夜はなるべく早く電気を消して眠る
  • 朝起きたらすぐに太陽の光を浴びる(光を見る?)

目から入った太陽光が体内時計をリセットするので、太陽光を直接見た方が良いのかなと思うのですが、「太陽の光は直接見てはいけない」という話を聞いたことがあるので、その辺はもう少し調べてみようと思います。逆に「太陽の光を見ると健康になれる」みたいな話もネットの記事で読んだことがあるので、どちらが正しいのか知りたいです。