大学の教員1人当たり科学研究費ランキング 平成26年度(2014年度)
子供の将来を考える上で、現状でどこの大学が「良い大学なのか?」が知りたくなりました。
「良い大学」の定義は人それぞれでしょうが、そのひとつの指標として、「大学の教員1人当たりの科学研究費」を調べました。科学研究費が潤沢にある、ということは、余裕を持って質の高い研究を長期的に行うことができる可能性が高いのではないか、と思ったからです。
いろいろ調べてみたところ、下記のブログに各大学の科学研究費の配分額がグラフ化されていました。
教員一人あたり科研費配分額から見えてくる大学格差 - A Successful Failure
グラフだと、順位が分かりにくい部分もあるので、 100位までのランキングを作ってみました。
【大学の教員1人当たり研究費ランキング】
※青色は私立大学で、その他は国公立です
※大学院大学(大学院専門の大学機関)も含まれています
- 総合研究大学院大学 521万円
- 奈良先端科学技術大学院大学(NAIST) 451万円
- 東京大学 443万円
- 東京工業大学 334万円
- 京都大学 323万円
- 大阪大学 281万円
- 東北大学 269万円
- 名古屋大学 265万円
- 九州大学 245万円
- 大阪府立大学 228万円
- 東京医科歯科大学 210万円
- 北海道大学 197万円
- 東京農工大学 190万円
- 日本医科大学 186万円
- 北陸先端科学技術大学院大学 176万円
- 関西医科大学 169万円
- 筑波大学 159万円
- 千葉大学 156万円
- 金沢大学 155万円
- 電気通信大学 153万円
- 神戸大学 151万円
- 熊本大学 138万円
- 一橋大学 136.7万円
- 岡山大学 136.4万円
- 京都府立医科大学 134万円
- 浜松医科大学 129万円
- 名古屋工業大学 128.7万円
- 首都大学東京 128.1万円
- 広島大学 125.8万円
- 長岡技術科学大学 125.1万円
- 富士常葉大学 125万円
- 東京医科大学 123万円
- 大阪市立大学 120万円
- 長浜バイオ大学 119万円
- 九州工業大学 116万円
- 長崎大学 114.9万円
- 新潟大学 114.4万円
- 名古屋市立大学 109万円
- 横浜国立大学 107万円
- 慶応義塾大学 106.99万円
- 福井大学 106.9万円
- 徳島大学 104万円
- 帯広畜産大学 102.4万円
- 横浜市立大学 102万円
- 愛媛大学 101万円
- お茶の水女子大学 101.1万円
- 九州歯科大学 100.7万円
- 愛知県立大学 100.5万円
- 早稲田大学 99.8万円
- 埼玉大学 99.5万円
- 東京薬科大学 96.5万円
- 東京外国語大学 96万円
- 豊田工業大学 95.5万円
- 情報セキュリティ大学院大学 94.5万円
- 東京海洋大学 94.14万円
- 静岡県立大学 94.1万円
- 神戸薬科大学 93.3万円
- 静岡大学 92.6万円
- 学習院大学 92.49万円
- 京都工芸繊維大学 92.43万円
- 聖路加国際大学 90.7万円
- 高知工科大学 89.3万円
- 京都府立大学 88.4万円
- 群馬大学 87.7万円
- 山口大学 86.3万円
- 岐阜薬科大学 85.9万円
- 岐阜大学 85.2万円
- 兵庫県立大学 84.17万円
- 札幌医科大学 84.14万円
- 奈良女子大学 82.5万円
- 東京理科大学 82.1万円
- 公立はこだて未来大学 82万円
- 山梨大学 79万円
- 信州大学 78.9万円
- 鳴門教育大学 74.5万円
- 和歌山県立医科大学 74.5万円
- 岩手大学 74.4万円
- 茨城大学 74.3万円
- 宮崎大学 73.5万円
- 奈良県立医科大学 73.4万円
- 鹿屋体育大学 73.1万円
- 滋賀医科大学 72.3万円
- 東邦大学 72万円
- 富山大学 70万円
- 山形大学 69.3万円
- 北見工業大学 69.1万円
- 鳥取大学 68.2万円
- 立命館大学 67.96万円
- 筑波技術大学 67.94万円
- 三重大学 67万円
- 秋田大学 66.9万円
- 弘前大学 66.2万円
- 秋田県立大学 65.7万円
- 同志社大学 65万円
- 宇都宮大学 64.7万円
- 札幌市立大学 64万円
- 高知県立大学 63.1万円
- 東京農業大学 62.5万円
- 国際大学 61万円
- 福島大学 60.4万円
【分かったこと・まとめのようなもの】
- 私大は国公立大学に比べ明らかに研究費が少ない(授業料でカバーしてる?)
- 総合研究大学院大学と奈良科学技術大学院大学(通称NAIST)の研究費が凄い
- 東大、京大、阪大など旧帝大と呼ばれる大学の研究費も凄い(特に東大)
旧帝大の科学研究費が高いのは予想通りだとして、1位と2位の大学院大学は、一般的にはあまり名前が知られてないのではないでしょうか。調べてみると「大学院大学」というのは「大学院専門の大学機関」のことで、通常の大学のように学部と大学院がセットになっていません。ですので、全国の大学や高専の専攻科などを卒業した学生を対象にした大学院になります。
NAISTや総合研究大学院大学は規模はあまり大きくないので、研究ジャンルの種類では東大などに比べて見劣りするでしょうが、研究したいテーマが重なるのであれば、非常に質の高い研究ができる大学なのでは、と思います。
このデータは平成26年度のものなので、また何年か経ったら新しい情報に更新しようと思います
【↓山口県限定版の科学研究費ランキングはこちら】