PAPAの独り言

PAPA(3児の父)が、いろいろ書きたいこと書きます。

ガンは5年以内に日本から消える!(宗像久男・小林英男)

ガンは5年以内に日本から消える!
ガンは5年以内に日本から消える!

 

統合医学健康増進会会長の宗像久男さんと、統合医学医師の会の小林英男さんによる『ガンは5年以内に日本から消える!』を読んだので、備忘録を兼ねて印象に残ったことなどを書きます。

【日本軍と脚気

明治期、日本では年間1万人もの人が脚気で死んでいました。そして、海軍の3分の1が脚気になっていました。当時の海軍軍医であった高木兼寛はいろいろ調べた結果、「脚気は栄養不足によるもの」と推測し、海軍の食事を「白米一辺倒」から「雑穀に麦飯、肉や魚も食べる」という風に栄養がたくさん取れるように変えました。すると、見事に脚気が劇的に減ったのです。

しかし、日本陸軍は「学問的な裏づけがない。脚気が減ったのは偶然に過ぎない」として、高木の「脚気は食事が原因」という説を信じませんでした。1984年、日清戦争では日本海軍の脚気による死者はたったの1人ですが、日本陸軍の死者数は4000名!戦死者は1270名なので、戦争で死ぬ人よりもはるかに多くの人間が食事の栄養不足で死んでいたことになります。10年後、日露戦争の時も戦死者約4万7000名に対し、脚気による死者は2万8000名にものぼります。陸軍の脚気の病人は21万人でした。海軍の脚気死者数は一人もいませんでした。

【ガンは代替療法で治せる】

ガンの死者数が年々増えている日本と反対に、アメリカでは1990年を境に、ガンの死亡率がどんどん下がっています。アメリカでは政府が「標準治療より代替療法の方が有効である」と認めており、それによって代替療法を選ぶ患者と医師が増えてきた、ということです。

アメリカだけでなくヨーロッパなど世界中で代替療法を取り入れる医者が増えてきて、代替療法を学べる大学も増えてきています。中でも医療先進国ドイツでは、代替療法を併用する医師は95%にものぼります

代替療法でとてもメジャーなものは、「栄養療法(食事を変える)」と「温熱療法(体を温める)」の二つです。メジャーになっているのは、有効性が高いことの現われだと思います。

【ガンを大量に死滅させる副作用】

標準治療であれ、代替療法であれ、短期間でガンを大量に死滅させる治療(凄く効く治療)をすると、腫瘍崩壊症候群になり重篤な症状を引き起こし、最悪の場合は死にいたることもあるので、効果の高い治療を受ける時は注意した方が良いそうです。ガン細胞も自分の体の一部です。自分の体の細胞が大きく損傷すれば、当然のことながら悪影響がある、ということでしょうね。

【ガンの原因】

ガンの原因は「低酸素」「低体温」「高血糖」です。そして、それらを引き起こす生活習慣は「ストレス(低酸素になる)」「運動不足などによる冷え(低体温)」「間違った食生活(高血糖)」です。ですから、「楽しく幸せな生活」「運動や体を温める」「正しい食生活」をすれば、ガンは消えていくということです。

【第四の標準治療・温熱療法(ハイパーサーミア)】

三大治療(手術・抗がん剤放射線治療)に大きな副作用があるのは知っていましたが、最近では「第四の標準治療(保険診療になる)」と言えるような治療法があります。それは温熱療法の「ハイパーサーミア」です。これは一台数億円もする高価な治療器ですが、診療点数が少ないため(儲からないため)導入していない病院の方が多いです。標準治療と併用もできますし、比較的副作用が少ないのですが、ガンの状態によっては治療翌日に出血をすることもあるので、入院しての治療が薦められています。

儲からない高価な治療器、ということは、この機器を導入している病院の医者は、「儲からなくても良い治療をしたい」という情熱を持っている方、という見方ができると思います。良い病院探しをする際の参考になりそうですね。

【様々な代替療法

3大標準治療やハイパーサーミア以外にも、たくさんの治療法があります。

  • 遺伝子治療(治療効果が高く副作用がほとんど無いが、治療費が100万円くらいする。最先端の治療法なので、歴史が浅く臨床データが少ないのでは?)
  • 放置療法(放置しても問題無いガンもあり、その場合は経過観察で様子を見た方が、治療するよりも良いことがある。お金がかからないのが最大のメリット?)
  • 高濃度ビタミンC点滴療法(50年以上の歴史がある治療法で、副作用はほとんど無く、抗がん作用以外にも免疫力向上・感染症予防効果などメリットが多いです。利尿作用が大きいので、腎臓が弱い肩は慎重に検討した方が良い。元々ビタミンCが足りていない人にとっては、対称療法と原因療法を兼ねた治療になる)
  • インスリン強化療法(ブドウ糖又はビタミンCとビタミンb17を併用する。即効性があり日本でも多くのクリニックで行われている。ガンの餌であるブドウ糖とガンにとって毒であるビタミンB17=アミグダリンや少量の抗がん剤を一緒に摂取し、ガンを死滅させる。ビタミンCはブドウ糖と構造が非常に似ているため、同じような働きをする。)
  • ミネラル療法(多くの医師により治療効果が確認されている。岩石などの鉱物を溶かしたミネラルや、海水や野草などが原料のミネラルなどを用いる。不足している栄養素であるミネラルを補給する、という意味でこれは「栄養療法」の一種であり、対称療法と原因療法を兼ねているため、ガンだけでなく様々な病気や症状に効果が期待される。比較的安価な治療法であるが、巨大なガンに対してこれだけで立ち向かうのはオススメしない。原因療法である食事療法などと併用するべき)
  • 重水素低減療法(水には軽水と重水の二種類あり、重水には水素ではなく重水素が含まれる。重水素が少なくなるとがん細胞は増殖しなくなり死滅するので、人工的に重水素を減らした水=スーパーライトウォーターを飲用してガンを退縮させる。重水素はガン細胞にとっては味方ですが、正常細胞にとっては活性酸素のような毒物となるので、スーパーライトウォーターを飲用することは、免疫力を向上させる効果もある。日本では認知されていないため、割と高価なのがデメリット)

個人的には、高濃度ビタミンC点滴療法は、善玉の活性酸素を除去して、ガン以外の異物を排除する力が弱くなるのでは?と疑問が残っています。

ビタミンB17(アミグダリン)自体は毒性物質ではないのですが、ガン細胞が出す酵素によって、ベンズアルデヒドとシアン化水素が発生します。シアン化水素は毒物なので、がん細胞が死滅しますが、正常細胞にはこの酵素が無いので影響が無い、ということです。ちなみに、ベンズアルデヒド自体も発ガン抑制効果が期待される物質なので、相乗効果があるかもしれません。

【栄養療法=食事療法】

昔と違い飢餓で亡くなる人や栄養失調になる方はほとんどいませんが、「新型栄養失調」といって、ビタミン・ミネラル・たんぱく質が足りなくて病気や様々な症状が出る人が増えています。これらの栄養素が多く含まれる食品には、肉(レバーも良い)・魚貝(小魚や干しエビも良い)・卵(たらこなど魚の卵も含む)などの動物性食品、海藻(特に海苔)や大豆製品、ゴマ、などです。

栄養成分を調べてみると意外にも動物性食品の方がミネラルやビタミンが多く含まれていることに気が付きます。植物性のものではモロヘイヤに非常に多くのビタミンが含まれており、雑穀のアマランサスにはミネラルが非常に多く含まれています。

ガン患者に対する食事療法には糖質制限といって炭水化物を制限する食事療法と、玄米菜食マクロビオティック)といって動物性食品を制限する食事療法と、生の野菜ジュースなどを主体とし動物性食品や塩分を取らないゲルソン療法の三つに大きく分かれています。著者の宗像久男さんは、糖質制限をメインとしてゲルソン療法で推奨されている野菜ジュースも取り入れています。

どの療法にも理論的な裏づけがあり、一定の治療効果があり、実際に「これで治った!」という患者さんがいるため「どれが正しい食事療法なのか?」という議論に答えを出すのは難しいと思います。むしろ「どの食事療法が自分に合うのか?」「どの食事療法なら続けられるか?」などを基準に選ぶ方が良いような気がします。

また、三つの食事療法に共通することは下記になるので、最も大切にするべきことかと思います。

  • 農薬や抗生物質など化学物質などに汚染されたものは避ける
  • 精製されたもの(白米、精白小麦、化学塩、白砂糖)は避ける
  • ビタミン・ミネラルの豊富な食材を食べる

宗像さんも著書で言われていますが心と体は繋がっていて我慢してストレスをためるのは体に良くありませんので、どの食事療法を選んだとしても「我慢し過ぎず食べたいものは美味しく食べる」という切り替えの気持ちも大事だと思います。食事は健康の源であると共に、日々の喜びの源でもあるからです。後でも書きますが、プラシーボ効果(思い込み)の効果は絶大なものがあるので、「美味しいものを食べると体が元気になる!」と信じて食べれば、当然のことながら身体に良い影響を与えます。ゆるく楽しく食事をすることをオススメします。

糖質制限食(狩猟採集食)について】

糖質制限食とは、その名の通り糖質(食物繊維以外の炭水化物)を極力減らし、たんぱく質や脂肪の割合を増やす食事法です。糖質は取りすぎると糖尿病など人体に悪影響を与えますが、たんぱく質や脂質は多く取ったとしても、人体に防御機能があるため、悪影響は少ないのだそうです。

人間にとっての五大栄養素は炭水化物・脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミンですが、このうち炭水化物だけは必須栄養素と呼ばれるものがありません必須アミノ酸、必須ビタミン、必須脂肪酸、必須ミネラルが不足すると、人体に悪影響が出てしまいます。また、炭水化物は体内で分解されると糖に変わり、昔は脳の必須栄養素とされていましたが、現在では必須ではないとされています。なぜなら、脂肪やアミノ酸が体内でケトン体に変わり糖の代わりをしてくれるからです。糖が必須になるのは、肝臓・赤血球・ガン細胞だけですが、新糖生と言って、体内で糖が枯渇した時も、アミノ酸や脂肪が分解されて体の中で糖を創ることができます。

この根拠になっている理由の一つに「農耕が始まったのは数千年前で、人類は何十万年もの間、狩猟採集をしていた」という話があります。ただし、個人的には「太古の時代は空気も水も環境全てが違う」ので、現代の日本人にそのまま当てはめるのはどうなのか?と疑問があります。もっと言うと、現代医学にも科学にも歴史学にも、嘘や間違いはたくさんあると言われていて、「本当に農耕の起源は数千年前だったのか?」とかいう疑問も出てきますし、「人類の歴史をもっと遡れば類人猿の歴史になり、その時は果実をたくさん食べていたのでは?(果物は糖質が多いです)」など、歴史的観点から糖質制限を理想の食事とするには無理があるかな、と思います。

ただし、どのような食事法でも「白米や精白穀物」と「白砂糖」を良しとしているものはありません。ですので、「糖質を少し控えて、その分他の食材を増やす」という「プチ糖質制限であれば、ほとんどどのような方にも良い影響を与えるのではないでしょうか。

【日本人に足りてないビタミンとミネラル】

日本人は肉や野菜を食べる量が欧米人より少ないそうです。また、土壌に元々含まれるミネラルが圧倒的に少ないことと、農薬使用量が世界トップレベルなので、土壌の微生物が死滅し、微生物が創り出すミネラルなどが少ないので、野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルが圧倒的に少なくなります。前述しましたが、野菜や穀物など植物性食品に比べ、肉や魚など動物性食品にはミネラルやビタミンが豊富に含まれます。ですので、炭水化物や菜食中心では、どうしてもミネラルやビタミンが不足し新型栄養失調になる可能性が高いです。

それを避けるにはビタミン・ミネラルが豊富な食材を多く食べることと、自然素材の健康食品などで補うことが必要になるかと思います。菜食にこだわる方は、出来る限り旬の野菜(旬のものは栄養価が高い)を食べて、アマランサスやモロヘイヤなど栄養素が豊富な食材を取り入れて、玄米胚芽や小麦胚芽などの健康食品を取り入れると良いと思います。胚芽はビタミン・ミネラルの宝庫で、何よりも健康食品として考えれば、圧倒的に価格が安いことがメリットです。菜食にこだわりが無い方であれば、もちろん、肉や魚など様々な食材を食べることで、栄養をしっかりとることができます。基本的には「ご飯だけでなく、おかずをしっかり食べる」ということを意識するのが良いと思います。

【温熱療法】

昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、ガン細胞も体を温めると増殖しにくくなります。ガン細胞は35度以下で最も増殖し、約43度以上で死滅します。また、「マイルド加温療法」といって、体を38.5度くらいに温めると、熱ショックたんぱく質ヒートショックプロテインHSP)が体内で作られ、免疫力を高める効果もあります。更に、通常だと免疫細胞にとってガン細胞と正常細胞の区別は難しいのですが、マイルド加温によりガン細胞が目立つようになり、免疫システムが働きやすくなる効果もあるのです。つまり、マイルド加温には「免疫力向上」「免疫システムをスムーズにする」「ガン細胞の増殖抑止」という相乗効果が働くのです。

宗像さんは数ある温熱治療の中でも遠赤外線を使った治療には大きな効果がある、と言います。遠赤外線は身体の奥深くまで入り込み、体を芯から温めてくれます。遠赤外線に限らず体を温める全ての行為は温熱療法の一種だといえます。日本は温泉文化があり、湯治(温泉につかり病を癒す)という治療法が古くから伝わっていて、温熱療法は世界で最も進んでいるのだそうです。

ちなみに、一日のうちで人が最も死亡しやすい時間帯は午前3時から5時頃で、この時間帯は体温が低下し免疫力が下がっている時間帯になります。

低体温の原因は下記の8つになります。

  • 運動不足(特に下半身、有酸素運動の散歩などが一番良い)
  • 塩分不足(精製した化学塩でなく、自然塩は適量取る方がよい)
  • 酸素不足(ストレス過剰)
  • 肉と魚不足
  • 糖分(砂糖や炭水化物)の取りすぎ
  • 水分の取りすぎ(取りすぎると体の内部から冷えるので適量にする)
  • 入浴せずシャワーですませる(きちんと湯船につかるべし)
  • 冷房の使いすぎ

一般的に男性や子供などは、筋肉が多く脂肪が少ないため体温が高い傾向があり、逆に女性は脂肪が多く筋肉が少ないため低体温になりやすいです。脂肪は温まりにくく、筋肉はそれ自体が熱を生産するからです。

運動不足(筋肉不足)は低体温の一番の原因です。筋肉により体中の細胞に酸素と栄養を運び、エネルギーを生み出す過程で熱が生まれ、また、筋肉の細胞が熱をより多く生産するからです。

深呼吸により酸素を多く取り入れることも体を温めることになります。体の細胞がエネルギー発生するやり方には二種類あり、熱を発生する方法と発生させない方法があります。熱を発生させる方法には酸素が不可欠なので、酸素を多く取り込むと体を温めることになるのです。呼吸のポイントはしっかりゆっくり吐くことです、吸うのは自然に任せて大丈夫です。

食事で摂取した栄養素は体内でその一部が熱となって消費されます。これを食物の特異動的作用(SDA)と言います。脂質は4%、糖質は6%、たんぱく質は30%が熱になるのです。魚(魚の卵含む)や肉はたんぱく質が非常に多いので、熱に変わる量が多く体温が上がるのです。また、前述した通り、細胞のエネルギー生産の方法には、熱を発生する方法と発生させない方法の二種類あります。肉と魚に多い脂肪とたんぱく質を使うものは、熱を発生させる方法なので、肉や魚の摂取量が増えると、熱を発生させるエネルギー生産が活発になり、結果的に体温が上がることになるのです。

逆に熱を発生させないエネルギー生産にはブドウ糖を使います。ブドウ糖は砂糖や炭水化物から得られるので、砂糖や炭水化物を多く食べると体温が下がりやすくなるのです。

冷房を使いすぎて夏場に冷えて冷房病にかかる人が多いです。夏場の冷房病対策と、冬場の寒さ対策に、漢方でいう温める3つのポイントが役立ちます。ポイントは「首」「お腹」「足首」の3つです。この3つを意識的に暖めることで冷え対策になります

【心と病について】

東洋医学では心身一如といって体と心は密接に繋がっているものとして捉えています。現代医学でもプラシーボ反応(思い込み)は絶大な効果がある、と言われ驚異的なパワーを持っています。プラシーボ反応には二種類あり、医者が偽薬だと知っている「非活性プラシーボ反応」と医者も偽薬と知らない「活性プラシーボ反応」があります。この二つのうち、活性プラシーボ反応のほうが断然効果が高いのです。

活性プラシーボ反応が働くために、患者が治療法を心から信じ、医者自信も治療法を信じ、患者と医師がお互いに信頼し合っていること、この三つが大切だと言われています。『人はなぜ治るのか』の著者として有名なアンドルー・ワイル博士は、この活性プラシーボ反応が働いていれば、治療法が例え間違っていたとしても、効果を発揮するし、逆に治療法が正しくても、患者や医師が信頼しあっておらず、治療法にも納得していない場合は、治療がうまくいかないことがある、と報告しています。

免疫学の世界的権威である安保徹先生によると、ガンは「頑張り過ぎの人や頑固な人」がなりやすいそうです。悩みが多く、ストレスを過剰に感じている人は病気になりやすい、ということです。どんな治療法も、治療を受ける人にとってストレスであれば、それは免疫力を下げることに繋がります。食べたいものを我慢し過ぎてストレスになるくらいなら、極端な食事制限はしない方が良いかもしれないのです。常にゆるく心に遊びを作って余裕を持つことが大切です。

【呼吸と心】

深呼吸は酸素を多く取り込み体温を高める、という効果だけでなく、心を静めストレスを減らす効果もあります。自律神経と呼吸中枢は繋がっているので、呼吸を変えると自律神経を変えることができるのです。特に長く息を吐くと副交感神経を刺激し、短く何度も続けて吐くと交感神経を刺激します。ガンの人は交感神経が優位になっているので、できるだけ長くゆっくり吐くことを意識することが大切です。

副交感神経を優位にする呼吸のポイントは下記になります。

  • 全身の筋肉をリラックスする(座ってもイイし、寝ててもよい)
  • へその下(丹田)に力を入れる
  • 息をできるだけ長くゆっくり吐く(最初は10秒くらいから始め、20秒くらいはき続けれるようにする)

これらを意識的に何度も続けていると、少しずつ無意識のうちにも深呼吸ができるようになるそうなので、継続して毎日続けていきたいですね。ちなみに、成人の平均呼吸回数は、1分間に16回(1回に約4秒くらい)で、これを自然な状態で8~10回(1回に8秒くらい)を目標にすると良いそうです。

【まとめ・おわりに】

宗像久男先生の本は始めて読んだのですが、ガンという病気に関して非常に分かり易く全体像が学べる素晴らしい本だと思いました。個人的には食事療法に関して「糖質制限」を選んでいるところは、「体質や体調によっては、合わない場合もあるのでは?」という懸念がありました。ですが、それ以外の箇所については、非常に面白く参考になる情報が盛りだくさんでした。また違う著書も読んでみたいと思います。この本では「玄米菜食(マクロビオティック)」は推奨されていませんので、玄米菜食を推奨している情報を知りたい方は、以前紹介した森下敬一さんの『ガンは食事で治す』などがオススメです。

それでは、今回も読んでくださってありがとうございます。
素人文章ですので、情報の間違い・勘違いなどありましたら、ご指摘いただければ幸いです。また、健康や医療に関するオススメ情報や本などありましたら、ぜひ教えてください。

Dr.三浦直樹 新次元の「ガンの学校」三浦クリニック

Dr.三浦直樹 新次元の「ガンの学校」
Dr.三浦直樹 新次元の「ガンの学校」


大阪にある三浦クリニックの院長である三浦直樹さんによる『新次元の「ガンの学校」』という本を読んだので、今回も備忘録を兼ねて個人的に印象に残った話などをまとめてみます。

【ガンの発生原因と増殖原因】

三浦さんはガンが発生しやすい状態を「低体温・低酸素・高血糖」の三つとしています。そして「免疫細胞がガン細胞を退治してくれる」ので、免疫力が高ければガンは増えない、と言っています。

【三大治療(抗がん剤・手術・放射線)について】

三浦クリニックでの三大治療に対するスタンスは下記のようになっています。
基本的に「患者さんのガンの種類、状態によって、ケースバイケースで治療を行うかどうか決めていく」ということです。

三浦さんは「基本的に西洋医学は時間稼ぎの対症療法」で「根本的な治療は生活習慣の改善による、血液浄化と血流改善」と言われています。緊急の症状には三大治療にで時間を稼いで、その間に血を綺麗にし、綺麗になった血を全身に巡らせることで、根本的な体質を改善して免疫力を高めてガンを治癒していきます。

抗がん剤

場合によっては使った方が良い場合もあるが、副作用も強いのでケースバイケースで使うかどうかを決めている

②手術

緊急性が無い場合は、経過観察をして状態が悪化していないかどうかを確認する。緊急の場合やガンの状態が悪化している場合には、手術を勧める場合もある。また、患者さんが性格的に手術をしないことにより、心理的ストレスで眠れなくなるような場合は、患者さんの希望に沿う形で手術を行うこともある(手術の副作用よりも、ストレスや睡眠不足による免疫力低下のデメリットが大きくなるから)

放射線治療

手術や抗がん剤に比べると身体に感じる副作用が少ない。ただし、抗がん剤・手術と同じようにガンの種類やステージ、患者さんの状態によって異なるので、ケースバイケースで治療をするかどうかを決めていく。

【心と病の関係】

ガンの告知をされた人が1年以内に自殺する確率は、健康な人の24倍になるという調査結果があります(国立ガン研究センターの調査)。それだけ、ガンの告知は日本人にとって精神的にストレスになっているわけです。

ストレスが病の原因になるといわれるのは、過剰なストレスを感じると身体の自律神経が乱れるからです。自律神経は心臓を動かし、呼吸、睡眠、排泄、消化吸収など、生命活動の全てを無意識のうちに働かせてくれる、大切な神経です。

【ストレスへの対処法=呼吸法】

最近はマインドフルネス瞑想という腹式呼吸を使った瞑想が流行していますが、元々は仏教系の瞑想(ヴィパッサナー瞑想)で、伝統的に古来から受け継がれているものです。ヴィパッサナー瞑想は現在でも、世界中で行われています。

ストレスを感じると交感神経が優位になり、呼吸が浅く早くなります。自律神経は基本的に私達の意識とは無関係に働くものですが、唯一「呼吸だけは意識的にコントロールできる」特別なものなのです。つまり、呼吸は意識と無意識の架け橋になり、自律神経の状態を変えることができるのです。

ゆったりとした呼吸を行うことで、副交感神経を優位にしリラックスすることができます。僕もヴィパッサナー瞑想の合宿に行って実践したことがありますが、鼻先の呼吸を集中して観察するだけで、コントロールしようとしなくても呼吸は自然にゆっくり深くなっていきます。

他にも禅のやり方で「数息観」と言う、息をゆっくり吐きながら数を数えていく、というやり方もあります。どのようなやり方でも、静かに座って呼吸を意識する、というのが共通だと思います。個人的には、細かい座り方や方法はそこまで気にせずに、自分のやりやすい方法を見つけていくことをオススメします。

【ガンの根治=生活習慣の改善】

前述しましたが、三浦さんはガンの発生しやすい状態は「低酸素・低体温・高血糖」としています。そして、その状態にならないために下記の3つが必要です。

  • 良質な血液を作る(食事)
  • 血液をしっかり循環させる(運動・呼吸)
  • 老廃物を早く排泄する

適度な運動は体温を上げ、血流を良くします。過度な運動は逆に健康を損なう恐れがあるので、ご自分の体調に合わせて行うことをオススメします。有酸素運動であれば酸素を多く取り入れることにも繋がります(ウォーキング、ヨガ、太極拳など)

呼吸法については、前述した通りですが、口呼吸ではなく鼻呼吸を意識して下さい。自律神経を整えリラックスできるだけではありません。大きくゆっくり息を吐き吸うことによって、酸素を多く取り込めて、血流も良くなり一石三鳥なのです。たかが呼吸、とあなどるなかれ、です。

【食事療法=食べない方が良いもの】

①不自然に糖質が多いもの

白砂糖、人工甘味料、果物の食べ過ぎなどは糖質過多になるので、控えた方が良い。また、個人的には血糖値が上がりやすい白米よりも分づき米、玄米、雑穀などを取り入れることをオススメします。

②牛乳・乳製品

③過剰な油脂・古い油・トランス脂肪酸

動物性油脂は人体で固まるので、控える。またオメガ3脂肪酸(アマニ油、エゴマ油、くるみ、アーモンドなど)は現代人に不足しているので、積極的に摂取すること。ただし、オメガ3脂肪酸は酸化しやすいので、鮮度にこだわり、加熱せずに生で取ること。

④化学薬品、食品添加物遺伝子組み換え食品

要するに100年以上前なら無かったであろう、化学石油製品や不自然な物質を体に入れないことです。腸内細菌を殺し、免疫力を低下させてしまいます。

⑤食べ過ぎない

どんなものを食べたとしても、食べ過ぎてしまえば意味がありません。少食・断食(ファスティング)の効能は様々な人が言っていますが、ガンを治癒させる上でも、食べ過ぎないようにすることで、ガン細胞の餌であるブドウ糖を減らすことが大切になります。

【三浦クリニックの治療法】

三浦クリニックでは様々な種類の治療法が選択でき、それぞれを単独で行ったり組み合わせて相乗効果を狙ったりしているそうです。その中で個人的に印象に残った治療法が下記になります。どんな治療法でもそうですが「劇的な改善」の可能性がある治療法の場合、必ず裏側に「劇的な副作用」があるかもしれないことを考慮した方が良いと思います。三浦先生も「『この治療さえ受ければ、一発逆転で病気が治る』というものは、存在しません」と断言しています。ガン細胞は時間をかけて育ったのだから、基本的には時間をかけてゆっくり小さくしていく、という心構えが大切だと思います。

①オゾン療法(別名:血液クレンジング

三浦クリニックのガン患者さんが最も多く受けている治療法。一旦採決した血をオゾンガスにより活性化させた後、再び体内に戻して免疫力を上げる方法です。ドイツなどヨーロッパを中心に広く知られている治療法で、副作用がほとんど無いのでガンの補助療法として多く利用されているのだそうです。

ネットで調べてみると、医療先進国ドイツでは年間100万人以上の人に治療が行われているほどメジャーで、何とオゾン療法専門がん専門病院があり保険もきくそうです。オゾン療法を行うと、血液中に活性酸素(主に過酸化水素)が発生します。発生した過酸化水素が血液内の成分である赤血球や白血球の働きを良くし、免疫力を高め、血流を良くし(サラサラになる)、酸素の運搬能力を高めると言われています。発生した過酸化水素は瞬時に消去されていくそうです。

ただし、これは故意に血液中に活性酸素を発生させる行為です。消去される、というのがどういう理屈なのか分かりませんが、もしかすると活性酸素を除去するために、体内の酵素が利用されているかもしれません。もしそうだとすれば、通常より多くの酵素を使ってしまうことになります。体内のどこかで酵素を使うと他の場所で使える酵素の量が減る、という説があります。酵素は生命現象の全てに関わる重要な物質ですので、オゾン療法に本当に副作用が無いのかは、いろいろ調べてみる方が良いかと思います。

②高濃度ビタミンC点滴療法

ビタミンCは「天然の抗がん剤」と言われていて、高濃度で血液内に入れると、体内で過酸化水素が発生します。過酸化水素は体内の細胞に悪影響を与える毒性物質ですが、通常細胞はカタラーゼという酵素で身を守ります。ガン細胞だけは過酸化水素から身を守る手段を持っていないため、死滅していくのです。

ただし、個人的には高濃度でビタミンCを入れることによって体内が「不自然に過酸化水素が多い状態」になっているので、カタラーゼの防御システムが間に合わなくなるのでは?と思ってしまいます。ですので「副作用が全く無い」とは思えません。あくまでも毒性物質を大量に体内に発生させる行為、という点は注意しなければいけないのでは、と思います。

ホルミシス療法

昔から湯治療法として、たくさんのガンや難病の方が、秋田県玉川温泉鳥取県・朝温泉に行っています。温泉の周囲の岩盤から「ラドンガス」という天然の低放射線ガスが発生していて、それを体に浴びたり、呼吸で吸ったりすることで免疫力が上がる、と言われているのです。ラドンガスの効能としては、抗がん作用、免疫力向上、痛みの軽減、血糖値を下げる、などが知られています。更に、温泉ですので温熱効果(体温を上げる)やリラクセーション効果もあり、一石二鳥の療法だと言えます。

ただし、現在の日本は福島原発事故の影響で「不自然な放射能」で自然が汚染されている場所や、食物が流通しています。住んでいる地域や、普段の食生活によっては、既に十分過ぎる量の放射線を浴びている可能性もあり、その上に更に低放射線ガスを浴びると、人体に悪影響が出るのでは?とも思います。もちろん、原発事故により放出されているものとラドンガスは種類が違う放射線から大丈夫、という話なのかもしれませんが。。やはり、きちんとその辺を調べた上で治療を受けるべきかと思います。

④高濃度水素吸引療法

 水素が活性酸素を除去し免疫力を高めます。三浦クリニックで使用している機器は水素濃度が67万ppmと、著書が書かれた時点で使用されている機器の中で最高濃度レベルです。ちなみに僕の実家では家庭用の電解水素発生器を使って水素風呂に入っています。うちでも使ったことがあるのですが、この水素濃度が大体1ppm~2ppmくらいのようです。水素濃度は1ppm以上であれば効果があるという話なので、この高濃度水素吸引療法で使用している医療機器が、どれくらい水素濃度が高いかが分かると思います。

水素は副作用が全く無い、と言われますが、どんなものでもバランスが大切だと思っています。本来であれば体内で発生した活性酸素には自然の防御システムが働き、除去無害化されるはずです。不自然な生活習慣やストレスなどにより「過剰な活性酸素」が発生しているからこそ、緊急対応として人工的に水素を入れるのだと、僕は思っています。使わない筋肉は衰えて動けなくなるのと同じで、体内の「活性酸素防御システム」も使わなければ衰えて働かなくなる、のではないでしょうか?実はこの発想は僕のオリジナルではなく、ガンや健康に関する下記のブログを拝見して印象に残ったので、僕の記事でも書かせていただきました。いろいろ参考になる意見や情報が盛りだくさんなので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

【その他・印象に残ったあれこれ】

  • 量子医療(量子力学=波動)的な考えを取り入れている?⇒心や目に見えない力も治癒に関わっていて、臓器や体には固有のエネルギーや感情がある
  • よく噛むと免疫力を高めるホルモンが出て、胃腸の働きを活性化させ、消化を促進し、発ガン物質などを含む化学物質や細菌の殺菌・解毒もしてくれる

【おわりに・まとめ】

読み終えての最終的な感想ですが、三浦直樹さんは他の自然治癒力重視のお医者さんと同じように、西洋医学の三大治療の対症療法ではなく食事や生活習慣の改善を重視されている方だな、と感じました。また西洋医学を痛烈に批判するタイプではなく、必要に応じて三大治療も検討していく、というスタンスのようです。

今までブログで著書を何度か紹介したような、西洋医学をストレートに批判されているお医者さんでも、緊急時の対応や病気の種類や症状によっては西洋医学が必要なことは当たり前のように認めていて、実際にそういう治療をしているようです。やはり、実際の治療にあたっては、ケースバイケースで「今の自分にとって、どんな治療が一番良いのか?」を慎重に丁寧に選んでいくことが最も大切なのだと、思いました。

ガンと健康に関する様々な情報を調べていくと「糖質制限が良い」「菜食が良い」「玄米が良い」「温熱療法が良い」「水素が良い」「ストレスを溜めないことが最優先」など様々な意見があり、お医者さんによって何を重視するかが変わってきます。最終的には「自己責任で自分で選ぶ」しかありません。僕としては、なるべく多くの意見に触れて、最終的に「皆が言っている共通項」を探し出していきたい、と思っています。いろいろ意見が異なっていても、共通している何か、があるかもしれません。例えば「適度な運動」や「食べ過ぎない」などは、ほぼ全てのお医者さんに共通する健康法だと思います。

今回も長文読んでいただきありがとうございました。
素人文章ですので、情報の間違い・勘違いなどありましたら、ご指摘いただければ幸いです。また、オススメのガン・健康情報がありましたら、ぜひ教えてください。

太陽光(日光)の役割その2 体内時計の調節(松果体とメラトニン)サーカディアンリズム

前回に引き続き、太陽光(日光)を浴びることの重要性について、書きます。
※この文章は備忘録を兼ねた個人的意見です。素人文章ですので、情報の間違い・勘違いなどありましたらご指摘いただければ幸いです

【体内時計の調節】

人間の体内時計(サーカディアンリズム、概日リズム)は、脳内にある松果体という小さな内分泌器(ホルモンを分泌するところ)が調節しています。

朝目が覚めて、太陽の光が目に入ると、脳の奥にある松果体にその刺激が届きます。すると、松果体から分泌されていたメラトニンというホルモンが分泌されなくなり、体内のスイッチがオンになり、全身が起床モード(覚醒モード)に切り替わります(要するに目が覚めて元気になる)。

逆に夜暗くなってくると、反対にメラトニンの分泌量が増えて、体内のスイッチがオフになり、全身が就寝モード(休息モード)に切り替わります(要するに眠たくなる)。

つまり、目から入った朝と夜の変化を、松果体が出すメラトニンを通じて、体に伝えている、ということです。

メラトニンの24時間サイクル】

メラトニンの分泌量(血中濃度)を調べてみると、夕方6時くらいから増え始めて真夜中の2時~3時くらいにピークになります。そして段々と分泌量が減ってきて、朝日が昇り明るくなった頃(朝7時くらい)から午後2時くらいまでが最も少なくなります。

メラトニンは思春期(中学生くらい)になると、加齢と共に段々と分泌量が減るので、年齢を重ねるごとに眠る量は自然と減っていきます。逆に幼児~小学生はメラトニン分泌量がピークなので子供はたくさん寝ます。面白いのが、新生児はメラトニンの分泌がほとんど無い、ということです。そういえば、わが子(3人)は赤ちゃん時代は長時間眠ることが少なかったです。

【光害=人工照明が体内時計を狂わす】

光害」という言葉を聞いたことがあります。これは、人工照明が人体に悪影響をもたらして健康を損なっていることに警鐘を鳴らした言葉です。
夜になり太陽の光があたらず暗くなっても、家庭や戸外で人工照明が照らされているので、メラトニンの分泌量が増えにくくなっています。そのため、眠たくなくなり、睡眠時間が減ります。そして、メラトニンの分泌量が減るとセロトニンの量も減っていきますセロトニンは気分の安定をもたらすホルモンと言われていますので、量が減ると精神的に不安定になってしまいます。つまり、人工照明により眠るのが遅くなり、睡眠時間が減り、更にセロトニンも減るので、日中のやる気や元気も無くなってしまうのです。

【体内時計をリセット(正常に戻す)するために】

乱れた体内時計をリセットするためには下記のことをやるだけです。

  • 夜はなるべく早く電気を消して眠る
  • 朝起きたらすぐに太陽の光を浴びる(光を見る?)

目から入った太陽光が体内時計をリセットするので、太陽光を直接見た方が良いのかなと思うのですが、「太陽の光は直接見てはいけない」という話を聞いたことがあるので、その辺はもう少し調べてみようと思います。逆に「太陽の光を見ると健康になれる」みたいな話もネットの記事で読んだことがあるので、どちらが正しいのか知りたいです。

 

太陽光(日光)の役割その1 紫外線・赤外線

「朝日を浴びると体に良い」という話を良く聞きます。太陽光(日光)は地球上の全て生命に生きるエネルギーを与えてくれる自然の恵みです。
光合成で太陽エネルギーを直接取り込み、それを生命力に変えている植物だけでなく、人間にとっても太陽の光は非常に大切な役割を果たしています。

【紫外線】

太陽光は波長の長さによって様々な種類に分けられています。その中で紫外線は最も波長の短くなっています。紫外線は殺菌効果があり、人間は紫外線を浴びると体内でビタミンDを作ることができます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。太陽光に当たらずに体内のビタミンDが少ないと、カルシウム不足になり、骨粗しょう症になったり、イライラして疲れやすくなったりすると言われています。

【赤外線】

赤外線を浴びると、体温が上がります。赤外線は体内15cmの深さまで浸透するので、全身の血管が拡張し血流が良くなります。「冷えは万病の元」と言われますので、太陽光を浴びることは非常に大切だといえます。
体温と健康の関係については、下記の書籍に載っています。二冊とも確かベストセラーになっているはずです。

「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法

「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法

 
「体温を上げると健康になる」

「体温を上げると健康になる」

 

 
次回は、太陽光(日光)のもう一つの役割について書きます。

熱に弱い栄養素?(ビタミンB1、ビタミンC、カリウム)

ビタミンは人体にとって不可欠な栄養素ですが、「ビタミンCは熱に弱いので加熱したら駄目」と聞いたことがあります。
他にも熱に弱い栄養素があるのかと思い、調べてみました。

【熱に弱いのではなく、水に溶け出している】

調べてみると、ビタミンC以外にも熱に弱いと言われている栄養素には、ビタミンB1カリウムがありました。
ですが、実はビタミンCやビタミンB1は熱に弱いわけではないのです。この2つのビタミンは「水溶性ビタミン」と言って、水に溶けやすい性質を持っています。野菜を切って水にさらしたり、煮込み料理などで長時間水分にひたしていることで、野菜の中からビタミンが水や煮汁に溶け出していくのです。加熱そのものがビタミンを破壊するのではない、ということです。ですので、スープや煮物に溶け出したビタミンCやビタミンB1は無駄にならず、きちんと栄養として摂取できる状態になっているはずです。

【酸化しても、体内で還元されて元のビタミンCに戻る】

ビタミンCのもう一つの特徴として、「酸化しやすい」と言われています。酸化するとビタミンCが別の物質に変わってしまうので良くない、という意見があります。酸化とは酸素とくっつくことです。なので、できるだけ空気に触れないように、野菜や果物を切る場合に大きめに切ることが大切です。ただし、酸化しても体内で還元され元のビタミンCに戻る、という意見もあるので、それほど気にしなくても良いのかもしれません。

【他の水溶性の栄養素もビタミンCと同じような特徴】

上記の特徴は、ビタミンB1カリウムなど水溶性の栄養素全般に当てはまるそうです。また、ビタミンB群は全て水溶性ビタミンなので、同じ特徴を持っています。

【これをすると栄養がもったいない】

以上をふまえると下記のことをすると栄養がもったいないことになります。

  • 野菜や果物を小さく切り、長時間水に漬けておく
  • 野菜の茹で汁を捨てる

逆に言えば、上記のような食べ方をしなければ、そんなにビタミンの損失を気にする必要は無いと言えます。