就職に力を入れている国公立大学ランキング 2017年版(高校の進路指導教諭の評価)
3回連続で大学の就職率ランキングを紹介してきましたが、今回は就職に力を入れている国公立大学ランキングです。これは高校の進路指導教諭が選んだ大学ランキングになります。例によって、就職四季報プラスワンのサイトのデータを使わせてもらいました。私立大学を含む総合的なランキングを知りたい方は、下記のサイトをご覧ください。
【高校の指導教諭が選ぶ就職に力を入れている国公立大学ランキング】
※2017年のデータです
※私立国公立大学全体では、7年連続1位の明治大学が443ポイント、2位の金沢工業大学が241ポイントです
1.九州工業大学 88ポイント
2.福井大学 77ポイント
3.一橋大学 45ポイント
4.小樽商科大学 28ポイント
4.国際教養大学 28ポイント
4.富山県立大学 28ポイント
7.長岡技術科学大学 21ポイント
8.電気通信大学 15ポイント
8.豊田工業大学 15ポイント(私立大学ですが国公立並に学費が安いため掲載)
10.鳥取大学 14ポイント
11.東北大学 13ポイント
11.高知工科大学 13ポイント
13.九州大学 10ポイント
13.大阪市立大学 10ポイント
15.岩手大学 9ポイント
15.名古屋大学 9ポイント
15.東京工業大学 9ポイント
15.長崎県立大学 9ポイント
19.広島大学 8ポイント
19.佐賀大学 8ポイント
19.会津大学 8ポイント
22.島根大学 6ポイント
22.岡山大学 6ポイント
24.北見工業大学 5ポイント
24.室蘭工業大学 5ポイント
24.富山大学 5ポイント
24.信州大学 5ポイント
24.神戸大学 5ポイント
24.愛媛大学 5ポイント
24.熊本大学 5ポイント
24.青森公立大学 5ポイント
24.岩手県立大学 5ポイント
24.秋田県立大学 5ポイント
24.福島県立医科大学 5ポイント
24.島根県立大学 5ポイント
24.山口県立大学 5ポイント
【まとめと感想のようなもの】
上位3つの大学は圧倒的にポイントが高いです。九州工業大学はホームページを見るとわかりますが、学生にとって必要と思われる情報を、わかりやすいデザインで掲載してあったり、就職率も非常に高い大学です。2位の福井大学は、以前ブログでも紹介しましたが、国公立大学への実就職率が全国4位の大学です。3位の一橋大学は、有名企業への就職率が全国でダントツトップの大学です。
全体的に工学系の大学が圧倒的に多いです。やはり、エンジニアというのは、景気や就職状況に左右されない手堅い進路なのでしょう。
また、4位の国際教養大学は、2004年にできた比較的新しい大学ですが、グローバル企業など有名な企業への就職率が非常に高い大学です。ちなみに、先ほどの有名企業への就職率で言うと、国際教養大学は全国で3位となっています。
あと、これは僕の推測ですが、高校の進路指導教諭が選んだ大学なので、「めちゃくちゃ偏差値が高い大学(東大や京大など)」より、「頑張れば何とか入れる大学で、かつ就職に力を入れている大学」が選ばれる可能性が高いかもしれない、と思いました。あと、総合大学(学部が多い大学)では、「就職率の低い学部が、全体の就職率を下げる」という要因があり、学部別で見ないと結局意味がない、という風にも思います。今回のランキングは、あくまでも「ひとつの参考」程度に考えるべきデータかもしれませんね。