PAPAの独り言

PAPA(3児の父)が、いろいろ書きたいこと書きます。

人工知能(AI)に意識(自我・魂)は生まれるのか?

最近、人工知能(AI)やロボットに関する本や情報を調べていて、「人工知能(AI)に意識(自我・魂)は生まれるのか?」という問いを考えていました。とりあえずの、現在の僕の(仮の)意見のようなものを書いてみます。

コンピュータは人間の内面的なプロセス(心の変化)については、知ることはできません。これは、技術が発達し、心理プロセスを電気信号でキャッチし、それをデジタルデータに変換したとしても、不可能なことです。なぜなら、「なぜその電気信号がたくさん流れたのか?」という(意味)を理解することは、できないからです。

僕達は心理的に怒っている時、身体では物理的・化学的に様々な変化が起きています。ですが、「怒っているときに、ホルモンが出ている」からといって、「怒りはホルモンである」ということにはなりません。なぜなら、そのホルモンという物質を机の上にあるコップの内部に入れても、コップは「怒り」を感じることはあり得ないからです。

これは要するに「魂(自我)」の問題であり、純粋に哲学的な認識の問題だと思います。「私」という意識が、どこからきて、どこへゆくのか。人間や自分自身に対する謎も分かっていないのに、コンピュータのプログラムに「意識があるかどうか」「意識が芽生えるかどうか」なんてことは、分かるはずもありません。

さきほどのコップの例とつなげて言います。コンピュータプログラム(Ai、人工知能)が人間の知能や感情と似たようなものを獲得したとしても、それは本当の意味で「思考や感情を持っている」ことにはなりません。それは、コップが「怒り」を持つことが出来ないことと同じだからです。

そもそも人間の魂は本当に「いつどこから」来ているのでしょうか? 肉体的には、母親の体内に胎児が育っていく過程で、「いつのまにか」赤ちゃんは意識(魂)を持つようになります。つまり、いつのまにか「意識(魂)が宿って」いるのです。

はじめからそこにあったわけではないと思います。「魂が宿る肉体」が存在して初めて、意識が芽生えます。ですので、これはすごく突拍子もない話かもしれませんが、もしかすると、「魂が宿ることのできる機械(AI搭載?)」が誕生すれば、その時初めて、「意識を持つ機械」が誕生することになるのかもしれません。

ただし、「意識(魂)が宿る機械」が誕生したあとの世界では、もはや「機械と生物」という区別の仕方が完全に変わってくるはずです。そうなると、機械に対する権利やそれを守る法律やら、様々な政治社会制度も変わってくるのでしょう。

こういうことを妄想的に考えていくと、どうしてもSFっぽい未来になってきますね。本当にそんな世界がくるのかどうなのか。。。。ともかく、人間が幸福で明るい未来になってほしいですね。

 

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