PAPAの独り言

PAPA(3児の父)が、いろいろ書きたいこと書きます。

がんを告知されたら読む本(谷川啓司)を読んで

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん
がんに関する本をいろいろと読み比べています。
医者によって様々な意見があるようなので、できるだけ多様な情報や考え方に触れてみたいと思っています。

今回は『がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話(谷川啓司)』を読みました。
また、自分のための備忘録ついでに、印象に残ったことなどをまとめてみます。
※専門家ではないので、間違った記述や勘違いなどもあるかもしれません

【がんとは何か?】

がん(癌)は別名「悪性腫瘍」と呼ばれています。
悪性腫瘍とは、「転移・浸潤する腫瘍」のことです。
転移は、細胞がその他の場所へ移動することで、浸潤は細胞が広がりながら周りに増えていくことです。
腫瘍とは、「細胞が増えて大きくなった塊」のことを言います。

つまり、がん(悪性腫瘍)は「細胞が増えて大きくなり、その他の場所へ移動したり広がっていくようになったもの」のことです。
どんなに腫瘍が大きくなっても、それが他の場所に移動したり広がっていかなければ、がん(悪性腫瘍)とは言いません。
なぜかというと、正常細胞であれば、その他の場所に移動しても生きていくことができないからです。
また、もうひとつのがんの特徴として「細胞が増えるスピードが早い」ことがあげられます。
正常細胞も増えるのですが、死んでいく周期と増える周期が同じなので、どんどん大きく広がっていくようなことはありません。逆に、がん細胞であれば細胞の死ぬ周期よりも早く増えていくので、大きくなっていきます。

【がんはなぜできるのか?】

がんができる原因は、「遺伝子のコピーミス」です。
古い細胞は死ぬ時に分裂して新しい細胞を創ります。その際に、古い細胞の遺伝子をそのまま新しい細胞にコピーするのです。だから、私達の体は日々大体同じような色や形や機能を保つことができているのです。
しかし、生命は完璧ではありませんので、時々遺伝子のコピーミスが起こります。
そのミスが起きたときに、がん細胞が生まれてしまうのです。
そして、『がんを告知されたら読む本(谷川啓司)』では「放射線が遺伝子コピーミスの最大の原因」と書かれています。理由は、放射線が遺伝子を傷つけるからです。
「医療被曝」という言葉もありますが、不必要なCT検査やPET検査などは避けたいですね。
日本人の死因でがんが1位になった原因は「医療が発達したから」なのだそうです。まず、長生きになったことで細胞分裂の回数が増えて、遺伝子コピーミスの回数も増えたので、年を取れば取るほどがんになりやすい、ということがひとつ。そして、他の病気で死ぬ人が減ったために相対的にがんで死ぬ人が増えたように見える、ということです。


【がんができると何が困るのか?】

がんそのものに苦痛の症状は基本的に無いそうです。問題はがんの大きさや、がんができる場所によって、身体の機能を阻害してしまうことなのです。
重要な臓器にできたがんが大きくなり、本来の機能を阻害してしまうと、当然のことながら苦痛や問題が起きてきます。
ただし、逆に言えば、「がんの大きさと場所によっては痛くも痒くも無い」病だともいえます。ですので、がんだから怖い、というわけではなく、人それぞれケースバイケースだということです。
ですので、実際にがんが見つかった際に、本当に危険なのかどうかについては、セカンドオピニオンなども含めて、しっかりと調べる必要があるかと思います。

【がんを治す免疫とは?】

抗がん剤治療をするときに、薬はガン細胞を死滅させるわけではありません。実は、細胞が増えるのを阻害するだけなんです。がんを退治しているのは、あくまでも自分に備わっている免疫の力になります。では、その免疫とは何でしょうか。

免疫とは「自分の体と、自分以外のもの(異物)を区別して、異物を排除する仕組み」のことです。このとき、攻撃対象になるのはウイルス・細菌など「生き物(増え続けるもの)」だけになります。ガラスの破片が体に入ったとしても、免疫は排除してくれません。

免疫細胞が異物を排除しようと戦っているとき、熱や鼻水など病気により様々な苦痛を伴う症状が出ることになります。

【がんは免疫にとってやっかいな生き物】

がん細胞はもともと自分の体の一部です。ですので、免疫細胞達はがん細胞を異物と判断しにくいんです。しかも、がん細胞が大きくなると、免疫細胞に対して「ちょっとやめて!」とブレーキ信号を送ります(これを、免疫チェックポイントと呼びます)
がん細胞が増え続けるのは、免疫細胞が活発に動いていないためです。

【がんの三大治療法とは?】

  1. 手術(局所治療)
  2. 放射線治療(局所治療)
  3. 抗がん剤(全身治療)

がんを治す一般的な治療としては、上記の三つがあります。「手術」はがん細胞を切って取り除くこと。放射線治療はがん細胞に放射線のエネルギーを当てて死滅させる方法。抗がん剤は薬を服用してがん細胞の働きを阻害する方法です。
「局所治療」とはがん細胞が大きくなっている箇所だけに対する治療です。反対に全身治療(抗がん剤)では、血液をめぐり全身に潜むがん細胞の全てに影響を与えます。

【手術のメリット・デメリット】

手術のメリットは、がん細胞を物理的に完全に取り除くことができる可能性がある点です。デメリットは、身体の重要な機能が阻害されてしまう可能性があることです。例えば、「ものが食べれなくなる」「呼吸がしにくくなる」など。

放射線治療のメリット・デメリット】

放射線治療のメリットは、手術より身体の機能が損なわれる危険性が少ない点です。
デメリットは、がんの塊が物理的になくなったという確証が得られないことです。
放射線治療に関しては、僕も今いち具体的にどんなことをやるのかイメージがついていないので、本を読んでもイマイチわかりませんでした

抗がん剤のメリット・デメリット】

抗がん剤治療のメリットは、全身に転移したがん細胞に影響を与えれることです。
デメリットは、副作用が多く、その苦痛も激しいことです。しかも、全く効果がないこともあり、効果があるかどうかは「やってみないとわからない」ということです。
更に、抗がん剤は長く使い続けると、耐性ができてしまい必ず効果がなくなります

抗がん剤は20%の人に効く?】

抗がん剤の有効性を示す指標に「奏効率」というものがあります。抗がん剤は「奏効率が20~30%」くらいなのですが、その意味は「10人のがん患者が抗がん剤を飲んだら、2~3人はがんが縮小した」ということです。「2~3人のがんが治った」ということではありません。
しかも、1ヶ月以上持てばよく、2ヵ月後3ヵ月後にがんが再び大きくなって患者さんが亡くなったとしても、「抗がん剤奏効率は20~30%」とうたうことができるのです。

【温熱療法とは】

免疫力を高めてがんを治療することを免疫療法と言いますが、そのひとつに温熱療法があります。
がん細胞は温めると冷めにくい性質を持っており、そのことにより免疫細胞ががん細胞を異物として他の細胞を区別しやすくなります。また、がん細胞だけでなく、全身を温めることにより、血液中のリンパ球(免疫細胞のひとつ)が活発になりがんを攻撃しやすくなるのだそうです。

【免疫を上げるためにできること2つ】

著書を読んでいて、簡単に免疫を上げることができ、結果的にがんを小さくしていける方法が2つありました。

一つ目は、体を温めることです。温熱療法は医療機関などでもやっていることですが、単純に温かいお風呂に入ったり、生姜を料理に入れたりすることで、体温をあげてしまえば、当然のことながら免疫力を高めることができます。体温の上げ方は下記の本が参考になります。筋肉をつけるのが最高の方法だそうです。適度な運動や筋トレです。

「体温を上げると健康になる」

「体温を上げると健康になる」

 

 免疫力を高めるもう一つの方法は、ストレスを溜めないことです。心と体は密接に繋がっているので、強いストレスや不安や恐怖などは免疫力を下げることに繋がります。
ですので、自分のがんの状態を正しく知り、必要以上に怖がらずに、できる限り楽しく過ごすことが大切になると思います。
また、思っていることは溜めずに苦痛や悩み事などは、家族にしっかり話して受け止めてもらうことが大事だと思います。

【最後に・個人的な意見】

この本を読んで僕が個人的に思ったのは、「3大治療」はできる限りやりたくはないな、ということです。どの治療も、程度の差はあるでしょうが、身体的な苦痛や困難をもたらすものです。
本当にそれ以外の選択肢が無い場合以外は、僕自身は3大治療を選ぶことは無いと思います。もし治療をするとすれば、今のところは放射線治療かな、と思っていますが、それはもう少し詳しく調べてみないと分かりません。
少なくとも現状で苦痛の症状が出ていない場合は、免疫を高める方法で様子を見るのも、ひとつの選択肢だと思っています。



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